☆ ☆ ☆
夜明け
年賀状貰い嬉しく返事書く
年初め日記書いててみる三ヶ日
陽が登る年の初めに山登り
五十過ぎ青春戻る年初め
妻と俺目標誓う年初め
眼を擦る仕事始めの朝が来る
まだ子供成人式は通過点
酒タバコ許せる態度大人入り
その言葉無駄にするな選挙権
父さんに感謝する頃大人入り
街歩く成人式の晴れ姿
指揮とる真ん中が開く空の雲
ボールペン昔も今も押しボタン
昼に成る電気が灯る部屋の中
赤色の電気の光怖く成る
蛇口から手紙届いて冷えている
もう一つ山超えてからひと休み
冷えて来るドアの隙間に冬の風
飼い主は事故死でペットは餌を待つ
白い息寒さ堪えて走り出す
朝が来て休む事無く陽が登る
夜明けから煙り吹き出す町工場
2004年1月13日火曜日
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温そうな部屋に行く